洗面所に手を洗いに行かれた利用者さん。

杖を使って、所々手すりを持って、
ご自身のペースでゆっくりと洗面所に向かわれました。
もちろん、ご自身でハンドソープをつけて、水を出して、手を洗われます。

その間にスタッフがした介助といえば、傍で見守ることと、
手を拭く時に、「●●さんのタオル、こっちじゃないですか？」と、
ちょこっとだけ、声を掛けたこと。

「俺のタオルはどれだったっけ？」と思うほんの少し前。
利用者さんの“分からない”が、“不安”に変わるほんの少し前の出来事です。

「そうそう」と自然と手を拭かれた利用者さんは、
またゆっくりとご自身のペースでお部屋に戻られました。